2024年6月14日にヨーロッパNo.1の国を決めるEURO2024が開幕します。
EURO2024の開催国はドイツで、決勝の舞台は首都・ベルリンのオリンピアシュタディオン。
開幕まで1ヶ月を切ったEURO2024の優勝候補や注目選手を紹介します。
EURO2024に参加の24チームを紹介
EURO2024の出場国はこの24チームに決定。
グループA | グループB | グループC | グループD | グループE | グループF |
(16位) ・ハンガリー (26位) ・スコットランド(39位) ・スイス (19位) | ・ドイツ・スペイン (8位) ・アルバニア(66位) ・クロアチア(10位) ・イタリア (9位) | ・デンマーク (21位) ・スロベニア (57位) ・セルビア (33位) | ・イングランド(4位)・フランス (2位) ・オーストリア(25位) ・オランダ (7位) ・ポーランド (28位) | (3位) ・ルーマニア(46位) ・スロバキア (48位) ・ウクライナ (22位) | ・ベルギー・トルコ (40位) ・チェコ (36位) ・ジョージア (75位) | ・ポルトガル (6位)
EURO2024の優勝候補はフランス、イングランド、ドイツ、ポルトガルの3つに絞られます。
この4カ国を詳しく見ていきましょう。
大本命はFIFAランキング2位のフランス
近年、ヨーロッパの国で最も成功していると言っても過言ではないのが、FIFAランキング2位のフランス代表。
2018年のロシアワールドカップで優勝、2020年の前回大会では優勝候補ながらベスト16に終わり、2022年のカタールワールドカップでは準優勝と、好成績を残しています。
やはり、フランス代表の中心選手は高い決定力と爆発的なスピード、優れたテクニックを併せ持つキリアン・エムバペ。
フランス代表にはエムバペ以外にも、マイク・メニャンやテオ・エルナンデス、エドゥアルド・カマヴィンガといった実力のある選手が揃っています。
唯一の懸念材料は、1トップのオリヴィエ・ジルーが替えが利かないことと、右SBが弱点であること。
この2点を改善することができれば、優勝間違いなしといえます。
前回大会の雪辱を果たすサッカーの母国・イングランド
EURO2024の優勝候補の一角を担うのがイングランド代表。
EURO2020では、準優勝と優勝まであと一歩だったイングランド代表ですが、ジュード・ベリンガムやハリー・ケイン、デクラン・ライスといった世界最高峰の選手が揃っています。
直近2試合のブラジル、ベルギーとの親善試合では1引き分け1敗と、やや不安の残る試合が結果に。
フランスやドイツと比べると、GKとCBのポジションに不安がありますが、中盤から前線にはベリンガムやケイン、ライス、フィル・フォーデン、ブカヨ・サカなどといった選手がいるので、攻撃陣が上手くかみ合えば、ベスト4以上は堅い。
ゲルマン魂が復活の兆しのあるドイツ
ドイツ代表は2022年のカタールワールドカップ敗退以降、チームのパフォーマンスが上がらず、監督もユリアン・ナーゲルスマンに交代しています。
ナーゲルスマン就任後は復調の兆しがあり、直近2試合のフランス戦、オランダ戦に勝利。
復調の要因には、トニ・クロースの存在が大きいです。
ドイツ代表の中盤には、若さと才能溢れるジャマール・ムシアラとフロリアン・ヴィルツがいますが、展開力のあるクロースがいることで、2人の突破力などがより活かされます。
ドイツ代表の弱みは左SBですが、強力なCBが複数いるので3バックにしてみても良いかもしれません。
台風の目となる予選全勝のポルトガル
ポルトガル代表はEURO予選で36ゴールを決め、失点がわずか2という好成績で突破しました。
38歳となったクリスティアーノ・ロナウドの得点力は未だ健在で、9試合で10ゴールを決め、得点王候補の1人である。
数字だけを見るとポルトガルが優勝しそうだが、EURO予選は対戦相手に恵まれたという味方もあります。
ポルトガル代表のグループJにはアイスランド、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ルクセンブルク、スロバキア、リヒテンシュタインで、格下の相手ばかりでした。
ベルナルド・シウヴァやブルーノ・フェルナンデス、ディオゴ・コスタといったタレントが揃っているものの、ベスト16に出てくるような強豪国と対戦した時に真価が問われます。
EURO2024注目選手をピックアップ
EURO2024で個人的に注目している選手を4人紹介します。
ポルトガルの若き守護神 ディオゴ・コスタ
1人目の注目選手はポルトガル代表の若きGKディオゴ・コスタです。
ディオゴ・コスタは現在24歳と若いですが、21歳で名門・FCポルトの正ゴールキーパーになると、その勢いのままポルトガル代表の守護神の座まで確保しました。
セービング技術や反射神経なども高く、足下の技術やフィード能力もあるGK。
そんな若き現代型GKのディオゴ・コスタを獲得を狙っているビッククラブは多く、EURO2024の活躍によっては獲得レースは激化すると思われます。
現代型の動ける司令塔 ドミニク・ソボスライ
2人目の注目選手はハンガリー代表のドミニク・ソボスライです。
ドミニク・ソボスライは武器は何と言っても威力と精度の高い右足。
右足から繰り出されるシュート、パスは脅威で、特にセットプレー時には注意が必要です。
テクニックのあるソボスライですが、186cmと恵まれた体格をしながら、走力もある攻撃的MF。
今大会でも屈指の右足を持つ選手なので、ソボスライのFK、CKに注目です。
フランスの超新星 ウォーレン=ザイール・エメリ
3人目はフランス代表の超新星ウォーレン=ザイール・エメリです。
若く才能溢れる選手が多いフランス代表の中でもザイール・エメリは若く、16歳でプロデビューし、17歳でA代表デビューも果たしています。
ザイール・エメリの特徴は、パスの精度が高く、6番、8番、10番の役割を果たすことができ、非常に球離れの良い選手。
タレントが揃っているフランス代表で、ザイール・エメリがスタメンとして活躍するところに注目です。
ジョージアの天才ドリブラー クヴィチャ・クヴァラツヘリア
EURO2024の中で最もFIFAランキングが低いのがジョージア代表です。
そのジョージア代表の中心選手なのがクヴィチャ・クヴァラツヘリア。
クヴァラツヘリアの特徴はドリブルと状況判断の良さで、無理にドリブルやシュート、パスすることがなく、常にベストな選択をすることができます。
ジョージア代表がグループ突破をするには、クヴァラツヘリアの活躍が必要不可欠で、チームがどのように彼を活かすのかにも注目です。
EURO2024について
EURO2024は2024年6月14日に開幕し、7月14日に閉幕。
今大会の開催地はドイツで、グループステージから強豪同士がぶつかる事もあります。
ラミン・ヤマルやウォーレン=ザイール・エメリといった10代の選手だけではなく、クリスティアーノ・ロナウドやルカ・モドリッチなどのベテラン選手も出場するので注目です。
EUROはジャイアントキリングなどがよく起こり、予測困難な試合展開が多く、どの試合も楽しめます。
どの国が優勝するのか、予想して一緒に楽しみましょう!
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