2024年7月26日に開催される、パリ五輪のサッカーU-23日本代表に久保建英を招集しないことが決定しました。
U-23に久保建英が加われば、大きな戦力になることは間違いなかったので、非常に残念ですね。
しかし、U-23日本代表には才能のある選手が多くいます。
そこで今回は、久保建英の穴を埋めるU-23日本代表の注目選手とOA(オーバーエイジ)枠で招集したい選手について紹介します。
久保建英はコンディション調整のため招集せず
2024年5月16日、疲労を考慮し、久保建英をパリ五輪U-23日本代表に招集しないことが明らかに。
以前より、パリ五輪世代である久保建英を招集したいと考えていた大岩監督ですが、所属クラブとの交渉が上手くいかず、呼ぶことができませんでした。
今シーズンの久保建英は、公式戦39試合に出場していて、1月にはアジアカップにも参戦し、かなりの疲労が溜まっています。
その証拠に、シーズン後半戦は筋肉系のトラブルなどでパフォーマンスが低下。
しかし、直近2試合はベンチスタートだった久保建英ですが、ラ・リーガ第36節バレンシア戦に先発復帰し、アシストを決め、MOM(マン・オブザ・マッチ)に選出されました。
久保建英は先発復帰し、パフォーマンスも上がってきたので、是非、パリ五輪に招集したかったですね。
久保建英の代わりにU-23日本代表を引っ張るのは誰?
久保建英がパリ五輪に参加できないことばかりに注目が集まっていますが、パリ世代には海外でプレーする選手も多く、Jリーグに所属している選手も海外から注目されている選手ばかりです。
・藤田譲瑠チマ
・松木玖生
・荒木遼太郎
この3人がパリ五輪でU-23日本代表を引っ張っていく存在です。
U-23日本代表キャプテン 藤田譲瑠チマ
名前:藤田譲瑠チマ(ふじた ジョエル チマ)
生年月日:2002年2月16日(22歳)
出身:東京都
身長/体重:175cm/76kg
所属クラブ:シント=トロイデンVV(ベルギー)
ポジション:DMF、CMF
U-23日本代表で1人目の注目選手はキャプテンの藤田譲瑠チマです。
藤田譲瑠チマはボランチやDMFの位置でプレーすることが多く、中盤の要。
U-23アジアカップで、MVPを獲得するほどの実力者で、高いボール奪取能力があり、推進力のあるドリブルに加えて、中盤でパスを捌くことができます。
ファールなしでボールを奪うこともできますし、隙を突いて縦パスを入れたり、ボールを持ち運ぶこともでき、チームのクオリティを上げてくれる存在です。
本田圭佑2世 松木玖生
名前:松木玖生(まつき くりゅう)
生年月日:2003年4月30日(21歳)
出身:北海道
身長/体重:180cm/78kg
所属クラブ:FC東京(日本)
ポジション:CMF、OMF
2人目の注目選手はFC東京に所属する松木玖生。
松木玖生はインサイドハーフやトップ下などでプレーするのを得意としており、フィジカルとメンタルが強い選手です。
フィジカルの強さを活かしたドリブルやボールキープに加えて、ボールを奪うこともできます。
本田圭佑2世と呼ばれるほどのメンタルの強さと積極性があり、チームに勢いを与えてくれる存在。
復活した天才 荒木遼太郎
名前:荒木遼太郎(あらき りょうたろ)
生年月日:2002年1月29日(22歳)
出身:熊本県
身長/体重:170cm/60kg
所属クラブ:FC東京(日本)
ポジション:OMF
3人目は今シーズン、FC東京にレンタルで移籍し、復活した荒木遼太郎です。
荒木遼太郎は2021年にJリーグのベストヤングプレイヤー賞を受賞した期待の逸材でした。
しかし、ここ2シーズンは出場機会が恵まれず、思うような活躍ができていませんでしたが、FC東京にレンタル移籍をしたことで、かつての輝きを取り戻しています。
荒木遼太郎の持ち味は、高い攻撃センスと類稀なテクニックを駆使したドリブル、パス、シュートです。
U-23アジアカップでも日本代表の優勝に大きく貢献し、Jリーグでも7試合で6ゴールと絶好調である。
U-23日本代表にOAで誰を呼ぶ?
オリンピックにはOA(オーバーエイジ)枠という制度があり、各チーム3人まで年齢関係なく、自国の選手を参加させることができます。
このOA枠で誰を呼ぶのかによって、大きくチームを強化することができますが、ビッククラブに所属している選手を呼ぶことはかなり難しいというのが現実です。
・板倉晃
・遠藤航
・大迫勇也
この3名がOAとして招集されるのではないかと予想。
なぜ、この3人なのか詳しく解説します。
日本代表の守備の要 板倉晃
名前:板倉滉(いたくら こう)
生年月日:1997年1月27日(27歳)
出身:神奈川県
身長/体重:188cm/75kg
所属クラブ:ボルシア・メンヘングラートバッハ(ドイツ)
ポジション:CB、DMF
OAでCBは確実に呼ばれることが予想されます。
CBの中で呼ばれる可能性が高いのが板倉滉。
板倉滉は高さと強さに加えて、ビルドアップも得意なCBで、リーダーシップもあるので、DFラインを統率してくれて、より強固な守備を構築してくれる。
また、板倉滉はCBだけでなく、一列前のアンカーのポジションもできるので、18人しか登録できないオリンピックでは複数のポジションがこなせる選手の存在は大きいです。
名門・リヴァプールの頼れるボランチ 遠藤航
名前:遠藤航(えんどう わたる)
生年月日:1993年2月9日(31歳)
出身:神奈川県
身長/体重:178cm/76kg
所属クラブ:リヴァプール(イングランド)
ポジション:DMF、CMF
遠藤航をOAで呼ぶことができれば、U-23日本代表の中盤はかなり強固なものになる。
ボール奪取と1対1に優れた遠藤航がアンカーで、インサイドハーフに藤田譲瑠チマと松木玖生と並べれば、守備の強度が高く、2列目からの攻撃参加もすることができます。
現日本代表のキャプテンである遠藤航がいるだけで、安心感があり、逆境の時には頼もしい存在になることが予想されます。
唯一の懸念点は、リヴァプールが招集に応じるかどうか。
レアル・ソシエダの久保建英のように招集が拒まれる可能性が高いですが、呼ぶことができればかなりの戦力アップになります。
半端ない男 大迫勇也
名前:大迫勇也(おおさこ ゆうや)
生年月日:1990年5月18日(33歳)
出身:鹿児島県
身長/体重:184cm/75kg
所属クラブ:ヴィッセル神戸(日本)
ポジション:CF
U-23日本代表のエースは柏レイソルの細谷真大だが、Jリーグ9試合でわずか1ゴールと物足りない数字になっています。
そんな絶対的エースが不在のU-23日本代表に必要なのが大迫勇也。
巧みなポジション取りと上手い体の使い方でボールをキープし、得点を奪うこともできます。
また、前線でタメを作ることやターゲットになることでき、細谷真大とは違うタイプのFW。
リーグ戦13試合で4ゴール3アシストを記録しており、Jリーグに所属ということもあり、他の選手よりも招集しやすいと思います。
久保建英不在だがU-23日本代表は強い
パリ五輪U-23日本代表には、久保建英を招集することができませんが、藤田譲瑠チマ、松木玖生、荒木遼太郎といったタレントが揃っています。
他の選手も海外やJリーグで活躍している選手ばかりなので、パリ五輪での活躍に期待ですね。
OA枠についても、コンディションやクラブとの交渉によって招集できない選手もいるかもしれませんが、どの選手も日本代表に貢献したいと思っている選手ばかりだと思います。
パリ五輪で、U-23日本代表が活躍できるように応援していきましょう!
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