レアル・マドリードに所属しているアルダ・ギュレルは19歳にしてEURO2024・トルコ代表に選出されています。
ギュレルは2024年6月19日に行われたトルコ対ジョージア戦に先発出場すると1ゴールの活躍を見せ、チームを勝利に導きました。
ギュレルは元ドイツ代表のメスト・エジル2世と評される選手で、今、注目されている若手選手の1人です。
そこで今回はネクスト・エジルといわれるトルコ代表のアルダ・ギュレルのプロフィールやプレースタイルを紹介します!
アルダ・ギュレルのプロフィール・経歴

ギュレルはまだ19歳ながら世界的ビッククラブに所属し、将来を嘱望されている選手です。
トルコにルーツがあり、レフティーということでエジルと比較されますが、一体どんなキャリアを歩んできたのでしょうか。
まずは、ギュレルのプロフィール・経歴を振り返っていきましょう。
プロフィール

名前 | アルダ・ギュレル |
国籍 | トルコ |
生年月日 | 2005年2月25日(19歳) |
身長/体重 | 176cm/71kg |
利き足 | 左 |
ポジション | OMF |
所属クラブ | 2021-2023 フェルバフチェ(トルコ) 2023- レアル・マドリード(スペイン) |
主な獲得タイトル | チーム獲得タイトル ・フェネルバフチェ時代 デュルキエ・クパス優勝(2022-2023) ・レアル・マドリード時代 ラ・リーガ優勝(2023-2024) スーペルコパ・デ・エスパーニャ優勝(2023-2024) UEFAチャンピオンズリーグ優勝(2023-2024) |
フェネルバフチェ(トルコ)

シーズン | 成績 | 市場価値 |
2021-2022 | 18試合4ゴール5アシスト | 1,000万ユーロ(約16億9,000万円) |
2022-2023 | 35試合6ゴール6アシスト | 1,500万ユーロ(約25億3,500万円) |
ギュレルはトルコの名門・フェネルバフチェでキャリアをスタートさせました。
2021年8月19日に行われたUEFAヨーロッパリーグ2021-2022予選プレーオフのHJK戦にて、ギュレルは16歳という若さでトップチームデビュー。
2021-2022シーズンはクラブの最年少ゴールを更新するなど才能の片鱗を見せると、徐々に出場機会を確保し、18試合で4ゴール5アシスト記録します。
ギュレルは2022-2023シーズンからは背番号10番を背負うことに。
シーズン序盤から好調で、第2節のカスムパシャSK戦では2ゴールを挙げ、最終的には35試合6ゴール6アシストを記録し、バルセロナやバイエルン・ミュンヘン、アーセナル、パリ・サンジェルマンといったビッククラブが興味を示すようになりました。
ギュレルは近年、若手選手を積極的に獲得しているレアル・マドリードに移籍します。
レアル・マドリード(スペイン)

シーズン | 成績 | 市場価値 |
2023-2024 | 16試合7ゴール0アシスト | 3,000万ユーロ(約50億7,000万円) |
ギュレルは18歳という若さで、世界的ビッククラブのレアル・マドリードに移籍しました。
フェルバフチェからレアル・マドリードに移籍した際の移籍金は2,000万ユーロ(約45億円)と報じられています。
ギュレルはレアル・マドリード移籍後、レンタル移籍はせず、トップチープでプレーすることを選択しますが、プレーシーズンの遠征中に右ひざ内側半月板損傷という大怪我を負ってしまい、シーズンの前半戦を棒に振ることになりました。
年明けのコパ・デル・レイ3回戦のアランディナFCで復帰を果たすと、第28節のセルタ・デ・ビーゴ戦で移籍後初ゴールを挙げる活躍を見せます。
第33節のレアル・ソシエダ戦でスタメンとして出場すると、先制ゴールを挙げ、最終的には16試合7ゴール0アシストを記録し、シーズンを終えました。
ギュレルはシーズン序盤こそ怪我で出場することができませんでしたが、試合に出ればゴールやチャンスメイクで違いを見せつけ、期待以上の活躍を見せてくれましたね。
アルダ・ギュレルのプレースタイル

ギュレルはEURO2024・ジョージア戦で鮮やかなシュートを決めていますが、どんなプレースタイルなのでしょうか。
「トルコのメッシ」や「ネクスト・エジル」といわれるギュレルのプレースタイルを紹介します。
創造性溢れるドリブルとパス

ギュレルは高いテクニックと広い視野を持ち合わせ、創造性溢れるドリブルとパスを得意としています。
現代サッカーはアスリート化が進み、フィジカルの強い選手が増えてきていますが、ギュレルはエジルのようなファンタジスタの系譜を受け継いでいますね。
ギュレルは創造性溢れるドリブルで相手を躱し、ゴールまではエジルを彷彿とさせる芸術的なラストパスを出すこともできます。
精度の高いシュート

ギュレルはドリブルとパスに目が行きがちですが、2023-2024シーズンを見ると分かるようにシュートの精度も高い選手です。
EURO2024のジョージア戦で決めたような美しい弧を描いてのコントロールシュートを得意としており、ゴールとアシストの両方で脅威になることができます。
また、一昔のファンタジスタと違い、守備にもしっかり戻り、前線からもプレスを掛けることができる動けるファンタジスタといえますね。
ギュレルは最終的には利き足こそ違いますが、パスやドリブル、ミドルシュートを得意とし、豊富な運動量あるルカ・モドリッチになることができるのではないでしょうか。
アルダ・ギュレルを右WGで起用して欲しい!

現在、EURO2024にトルコ代表として参戦しているギュレルですが、今大会の活躍次第ではレアル・マドリードで昨シーズン以上の出場機会を得ることもできるのではないでしょうか。
昨シーズンは怪我もあり、僅か16試合にしか出場できませんでしたが、試合にでれば活躍していて、ドイツ代表のトニ・クロースが現役引退をするので、十分に出番は回ってくると思います。
個人的には中盤よりも右WGで出場しても面白いのではないでしょうか。
現在のレアル・マドリードの攻撃陣は右利きの選手しかおらず、右サイドからカットインしてからのシュートというシーンは少ないですよね。
また、4-3-3で右WGとしてギュレルが出場すれば、ロドリゴ以上にパスを出すことができますので、キリアン・エムバペやヴィニシウスもより活きてくると思います。

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