サッカー日本代表で10番を背負ったことのある堂安律が3歳年上の一般女性と結婚し、大きな話題になりました。
堂安律はドイツのフライブルクに所属しており、FIFAワールドカップ・アジア予選のミャンマー戦とシリア戦のメンバーにも選出。
今回はフライブルクの主力として活躍している堂安律のプレースタイルやキャリアを紹介します。
堂安律のプロフィール
名前 | 堂安 律 (どうあん りつ) |
生年月日 | 1998年6月16日(25歳) |
出身地 | 兵庫県尼崎市 |
身長/体重 | 173cm/70kg |
ポジション | OMF、右WG |
利き足 | 左 |
所属クラブ | 2015-2018 ガンバ大阪(日本) 2016 ガンバ大阪U-23 2017-2018 FCフローニンゲン(レンタル移籍)(オランダ) 2018-2019 FCフローニンゲン(オランダ) 2019-2022 PSVアイントホーフェン(オランダ) 2020-2021 アルミニア・ビーレフェルト(レンタル移籍)(オランダ) 2022- SCフライブルク(ドイツ) |
代表歴 | 2013-2015 U-17日本代表 2015-2017 U-20日本代表 2019-2021 U-23日本代表 2018- 日本代表 |
堂安律のキャリアは苦悩の連続だった
今や日本代表の主力として活躍し、2022年のカタール・ワールドカップではドイツ戦に途中出場し、同点ゴールを決める活躍を見せ、死のグループ突破の原動力に。
高校生でプロデビューを果たした堂安律ですが、海外移籍をしてからのキャリアは苦難の連続でした。
ブンデスリーガ・フライブルクの主力として活躍している堂安律のキャリアを振り返ってみましょう。
ガンバ大阪
2015年、堂安律は2種登録でトップチームに登録されると、2015年5月27日のACL決勝トーナメント1回戦・FCソウル戦でトップチームデビュー。
16歳344日の若さでプロデビューすると、2015年6月3日のJ1第10節の鹿島アントラーズ戦でJリーグデビューを果たし、クラブの先輩である宇佐美貴史が持つクラブの最年少記録を更新しました。
2016年に設立されたガンバ大阪U-23で主力としてJ3の得点王争いをする活躍を見せると、オランダの名門・PSVアイントホーフェンからオファー。
しかし、海外実績のある宇佐美貴史などの助言を受け、クラブに残留することを決断します。
この年にはアジア年間優秀ユース選手賞を受賞し、ガンバ大阪U-23の成績を含めると、通算36試合で13ゴールの成績を残し、オランダ・エールデヴィジのFCフローニンゲンにレンタル移籍をしました。
FCフローニンゲン(オランダ)
2017年6月23日にレンタル移籍という形でオランダ1部リーグのFCフローニンゲンに加入。
2017年9月21日のカップ戦に出場すると、さっそく移籍後初ゴールを決め、9月30日の第7節PECズヴォレ戦でリーグ戦初得点を決めるなど、幸先の良いスタートを切りました。
第12節のSBVフィテッセ戦でファンが選ぶMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に選出されると、このシーズンはリーグ戦29試合に出場し、9ゴール3アシストの活躍を見せ、完全移籍を勝ち取る。
移籍2年目となる2017-2018シーズンは、背番号が7に変わり、大きな期待が寄せられましたが、2017-2017シーズンほどの活躍は見せることができず、クラブの公式戦39試合7ゴール3アシストを記録しました。
PSVアイントホーフェン(オランダ)
2018-2019シーズンはオランダの名門・PSVアイントホーフェンに移籍し、UEFAヨーロッパリーグに出場するなどヨーロッパのコンペティションにも初出場を果たします。
しかし、PSVアイントホーフェンでは確固たる地位を築くことができず、クラブの公式戦27試合に出場し、3ゴール3アシストの記録。
この年には東京オリンピックがあり、チームから離脱する時期があったため、レギュラーを獲得することはできませんでした。
アルミニア・ビーレフェルト(ドイツ)
2019-2020シーズン、堂安律は出場機会を求め、ドイツ・ブンデスリーガのアルミニア・ビーレフェルトにレンタルで加入。
堂安律はブンデスリーガ第4節のバイエルン・ミュンヘン戦でゴールを決めるなど、ドイツの地でも実力を示し、リーグ戦34試合で5ゴール2アシストの活躍を見せ、残留争いをしていたクラブを1部残留に導きました。
アルミニア・ビーレフェルトはチームトップタイの5ゴールを挙げる活躍を見せた堂安律を完全移籍で獲得を狙うも、コロナウィルスからくる財政難で断念することになり、PSVアイントホーフェンに復帰。
PSVアイントホーフェン(オランダ)
2021-2022シーズン、堂安律はPSVアイントホーフェンに復帰すると、第4節のAZアルクマール戦でゴールを決めます。
堂安律は2021-2022シーズンはクラブの公式戦39試合11ゴール3アシストを記録し、レギュラーを獲得することはできませんでしたが、クラブの国内カップ優勝に大きく貢献しました。
また、UEFAヨーロッパリーグ・グループリーグ第5節のSKシュトゥルム・グラーツ戦では鮮やかなアシストを記録し、オランダ国内のみならず大きな話題に。
SCフライブルク(ドイツ)
PSVアイントホーフェンでタイトルを獲得したことで、次のステップに進みたいと考えた堂安律は、ブンデスリーガの中堅クラブであるSCフライブルクに完全移籍を果たします。
2022-2023シーズンはクラブの公式戦45試合に出場し、7ゴール4アシストを記録するなどチームの主力として活躍。
また、この年は日本代表の一員としてカタール・ワールドカップに参戦し、強豪ドイツ戦での同点弾を決めるなど2ゴールを挙げる活躍を見せ、移籍1年目にしては充実のシーズンとなりました。
移籍2年目の2023-2024シーズンはクラブの公式戦42試合に出場し、9ゴール4アシストを記録する活躍を見せるも、重要な場面で決定機を外してしまうシーンなどがあり、来シーズンは更なる活躍が期待されています。
堂安律のプレースタイルはアリエン・ロッベンを彷彿とさせる
堂安律のプレースタイルは右サイドからカットインしてからの強烈なシュートを得意としています。
堂安律の利き足は左で、カットインからのシュートを得意としているため、元オランダ代表のアリエン・ロッベンを彷彿とさせる。
堂安律の強みはロッベンとは違い、スピードではなくフィジカルが優れてるためキープ力が高く、前線でタメを作ることができます。
シュートだけでなく、パスも出すことができるため、フィニッシュワークとチャンスメイクの両面で貢献することもできる。
堂安律の来シーズンの展望
堂安律はフライブルクの主力としてチームに必要不可欠な選手である。
カタール・ワールドカップはACミランやローマ、アタランタ、ラツィオなどが獲得を狙っているという情報はあったものの、実現には至っていません。
堂安律もクラブでの立ち位置やドイツでの暮らしに満足しているようなので、ステップアップになる移籍でなければ、チームを退団する可能性は低いのではないでしょうか。
ドイツ国内であれば、今シーズン無敗優勝を果たしたレヴァークーゼンに移籍となればかなり面白いと思います。
堂安律は右サイドで起用されることが多いですが、2シャドーの位置でのプレーも可能だと思いますし、キープ力と推進力があるので、戦術的にもフィットする気がしますね。
堂安律の実力であれば、上位のクラブでも活躍できるので、自身のプレースタイルとあったチームに移籍して欲しいです。
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